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zoom RSS 六雁 銀座で日本料理に舌鼓

<<   作成日時 : 2005/01/25 18:11   >>

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銀座 晴海通りから、並木通りに入ってすぐ左側のビル。1Fの石畳を抜け直通のエレベーターで6Fにあがると、モダンで力強いインテリアの和空間が広がる。ここが日本料理店「六雁」だ。老舗の料亭や旅館などの粋な風情も憧れだが、“今”という時代の斬新さや勢いを感じさせつつも、しっかりと日本人であることへの誇りを感じさせてくれるような、そんな雰囲気に満ち溢れている店には否応なしに共感してしまう。

ミソジのオレからすると、古き良き日本に対して敬意を払う一方、ソコだけで終わらず“今”というエッセンスをとりいれたいという想いが強い。多分、「古き良き」ってのを全て肯定すると、オレより上の世代に負けを認めてしまうようで、デリケートなミソジってのはそれが許せないのだろう。

エレベーターを降て店を見渡していると、ちょうどいいタイミングで「いらっしゃいませ」と声をかけられた、ほとばしる情熱と実直さがひとめ見て伝わってくる。ネームプレートを見るとやはり「榎園」さんだった。名前を告げると予約した時間が早く他に客がいなかったからなのか、「榎園」さんご自身に上の階のテーブルまで案内をしていただいた。6Fのオープンなカウンターと異なり、7Fは半個室のようなかたちでプライバシーが確保されている。エレベーターを降りたときのインパクトが強烈で、6Fのカウンターにしなかったことを悔やんだが、この日はまりえのB.D祝いで来店していたので、人目を気にしない半個室でのんびりしようと、心を落着ける。

「榎園」さんは、関西地区の吉兆で料理長を歴任するなどした後、白金の「OBLONG」をやられていたようだ。関西の吉兆なんてオレにはとても縁のない世界だが、「OBLONG」は行こうと思いつつも結局機会に恵まれなかった店だったので、美味しい串への期待も高まる。

料理は野菜のコース12,600円とお刺身の入るコース15,750円の2つ、食前酒にシャンパンを頼んだ後は、折角なので日本酒を頼んだが、結構ワインも揃えているらしい。ワインリストを見てないのでどの程度の品揃えなのかはわからないけど、料理を食べていて「あ、コレ、ワインに合うかも」と思うものも結構あった。

さらに店を知りたいヒトは下記の伊藤さん(All About)の記事を是非読んでみて、あんな臨場感ある記事はまだオレには書けないッス。ただ実際に店に行った一人の客として、出される料理、器から伝わる勢いや想いが、食べることの楽しさを再認識させてくれたってだけはしっかり伝えたい。それはこの店が榎園さんという料理人を中心に、若いスタッフみなさんでいい店にしたいという情熱を持っているからだと確信している。

吉田さんという若い料理人さんと、短い時間だが話ができた。
食事が終わってお茶を入れていただいていたとき、「メニューに春菊のシャーベット(吉田)と書いてあったけど、吉田さんっていう料理人の方が考案されたんですか? 春菊があんな風に味わえるなんて驚きでしたよ」と感想を話したら、「あ、それ自分っす」とあどけなさが残る若いスタッフが顔をあげた。狙いでなくほんと偶然。「毎月テーマごとにみんなでコンテストをして、いいものができればメニューに採用されるんですよ、フツーの店では若い料理人にこんな機会ってないんですよね」と目を輝かせながら話していた。さらに日本料理人としては最年少でソムリエの資格をとるんだとも意気込んでいたっけ。


席まで案内していただいた榎園さんをはじめ、料理人の吉田さん、テーブルを担当していた女性と、来店してから1ヶ月経った今でもスタッフの方が強く印象に残っている。それは「おもてなし」という日本ならではのホスピタリティの力が誇らしく思える店だったからだと思う。オレ自身の感覚で言うと「ラストサムライ」を見た時と似た感じ。産まれてこの方、西欧文化至上主義が染み付いてきちゃったけど、大人になっていいものに触れると、日本文化って古臭くてダサいものなのでなく、すごくスタイリッシュなんだって気付いていくでしょ。そんな時「オレのルーツってイケてるじゃん」みたいにジーンとしちゃうじゃない、そんな感じ。

普段接する日本は満員電車だったりゴミの散らばる路地だったりして、粋なんてもんは、深く埋もれてしまっている。でも日本建築の曲線美や、日本庭園の色づく紅葉を眺めたりすると、やっぱコレでしょとDNAが疼きだす。先人達の粋がつまった伝統ってヤツを、現代という刻にあわせてクールに表現していくってことが、これから先オレら30歳に課される義務だと思う。

日本料理だけでなく、日本ってヤツをもっと知って世界にアピールしてかねーとな。オレの30代の目標は大きく出るとこんな感じ。
20歳の頃、叔母のインテリアショップで働いていた。アイリーン・グレイだったかな、繊細なイタリア家具の上に、一輪ざしが飾ってあったんだけど、その凛とした空気に思わず息を呑んだ。こんな組合せってアリなんだ?と驚くと共に、自分の経験・センスの無さが痛かった。多分、その時からオレの目指すスタイルの方向性が定まってきたんだろうな。

自腹でしょちゅう来るには、30歳ソコソコの会社員だとキツイけど、自身を磨くためにも「六雁」にはまた来たい。


六雁
中央区銀座5-5-19 銀座ポニービル6・7F
03-5568-6266
http://allabout.co.jp/gourmet/eatout/closeup/CU20041008A/


〜参考までに 当日のメニューは下記〜

<刺身のコース>

●前菜3種
 ・菊菜ときのこ・栗の白あえ
 ・明石鯛蓬菜巻
 ・干くちこ

●煮物椀
 ・蒸し薩摩黒豚 牛蒡、水菜、金時・・・

●お造り
 ・ひらめ あおり烏賊 さわら藁焼霜つくり

●野菜の吹奏楽(ふきよせ)

●焼き物
 ・さわら味噌漬け 茗荷甘酢漬

●炊き合わせ
 ・海老芋 ホウレン草 飛龍頭

●Kushi揚げ
 ・胡麻豆腐 ハマグリ こんにゃく

●酢の物
 ・江戸前あなご白焼 牛蒡 胡麻酢

●食事
 ・ゴハン のっぺ汁

●デザート
 ・春菊アイス ココナッツ求肥

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
偶々、六雁を検索してたら出てきたのでビックリしました。お元気ですか。僕もあの時の事は鮮明に覚えてます。なんか気になるカップルだなーと。御蔭様でお店の方は忙しいです。その中で時間が無いながらもワインの勉強は毎日こなしてます。毎日3時間位しか寝てません。あーしんどいですわ。けどそんな事は言ってられません。自分の夢そして自分のブランディングのために。これから雑誌やテレビにも出る予定ですが、おごらず自分に厳しくがんばっていこうと思ってますので応援の方よろしくお願いします。また色々お話したいですね。時間が合えば今度、飲みに行きましょう。それではまたです。
銀座六雁 吉田安孝
2005/01/28 02:04
こんにちわ。僕もココ見てビックリしました!睡眠時間3時間のところ、わざわざコメントありがとうございます。相変わらず忙しそうですが、元気そうでなによりです。
冷めてる感が強い世の中で、自分の目指す場所に向って走ってる姿は、コチラもダラダラしてちゃマズイなといい刺激になります。もっともっといい料理人になって、僕ら食いしん坊を楽しませてやってください、ほんとお願いします(笑)
是非、時間合わせて飲みに行きましょうよ!いただいた名刺のメールにでも連絡いれますね。また六雁にも伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。今度は6Fのカウンターの方がいいかな。それでは、今晩も頑張ってください。
田中です
2005/01/28 12:42
お返事ありがとうございます。是非、近い内に田中さんとお会いして飲みながら色々とお話したいのですが、どのようにして連絡を取りますか?こちらに載せる訳にもいかないですし。名刺のメールはまだホームページが出来上がっていないので。
ヤス
2005/01/30 02:52
あの時、こちらも名刺お渡しすればよかったんですけどねー。いい感じで酔っ払っていたので(笑)
連絡用にアドレス作ったので、こちらに連絡ください。
ginza1228@hotmail.co.jp

まぎらわしいメールも来るかもしれないので、本文の末尾にヤスさんの名刺のアドレスでも書いてもらえれば、判別できるかな。

もしわからなかったらお店電話しますね、その場合は夕方くらいがいいのかな?
田中です
2005/01/31 01:03
もし、よかったらお店に電話頂けたら都合が良いのですがその場合は午前9時から営業前の4時位までだったら何時でも大丈夫ですので、お手数ですが連絡の方お待ちしております。それではよろしくお願いします。
ヤス
2005/02/01 01:29
了解です、店のほうに電話しますね
田中です
2005/02/01 18:53
残念なことですが、「六雁」には感心しませんでした。
インテリア、店の雰囲気、それにスタッフのおもいには感ずるものもありましたが、
肝心のお料理があれではいけません。素材を活かすため、できるだけ手を加えないというのは理解できるます。しかし、「薄味」と「薄い味」とは大きに異なります。
日本料理ということでいえば、今から20年ほど前にいただいた京都の「千花」がもっとも強く印象に残っていますが、「六雁」は、まだまだ精進が必要であると思いました。1年後に期待します。

勘九郎
2005/03/10 16:24

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